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Adapter - IT用語の解説

Adapterとは

概要

異なるシステムやデバイス間でデータや信号の形式を変換する装置やプログラムのことです。

詳細

アダプターは、異なる規格やインターフェースを持つデバイスやシステム同士を接続し、互いに通信や連携を可能にするための重要な役割を果たします。物理的なハードウェアアダプターは、例えば異なる形状のプラグやポートを持つデバイスを接続するために使用されます。一方、ソフトウェアアダプターは、異なるデータ形式やプロトコルを持つアプリケーションやシステム間でデータを変換したり、互換性のないAPIを統一的なインターフェースに変換したりするために用いられます。例えば、異なるデータベースシステムを連携させる場合、各データベースのアクセス方法を統一的なインターフェースに変換するアダプターを使用することがあります。また、Webアプリケーション開発では、異なるAPIのレスポンス形式を統一的な形式に変換したり、クライアント側の表示に必要な形式にデータを変換したりするためにアダプターパターンが使用されることがあります。アダプターは、システムの柔軟性と拡張性を向上させるために不可欠な要素であり、新しいシステムやデバイスが追加された場合でも既存のシステムを変更することなく、それらを統合することが可能になります。これにより、開発コストや時間を削減し、システムの保守性を向上させる効果が期待できます。

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